本ページはアフィリエイト広告・プロモーションが含まれています

効率よく反省させると犯罪者に

犯罪者 桑野一哉

反省させると犯罪者

電動アシスト自転車で人をはねて死亡させた事故。

裁判の結果としては、まぁ過失致死なので執行猶予。
でも内省が深まっていない(反省というか態度に問題がある)として、執行猶予が4年。

※普通は初犯だと3年なので、今回のは重い
これで思い出したのが、「反省させると犯罪者になります」

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

新品価格
¥778から
(2018/8/28 13:52時点)

すごいタイトルですけど、刑務所での累犯受刑者の更生支援に関わってた人。
そこで気づいたんですって、反省を効率的に行うとウソをつくようになると。

 

?今回の裁判で内省が深まっていないだけにフォーカスすると、そりゃそうだよね。
人間がこんな短期間に反省なんてできるわけがない。
そんなことが可能な人は、はじめからやらないですから。

 

でも裁判では、反省していると刑が軽くなります。
そのため気づいた被告は、反省を取り繕うんですね。

こう答えると、刑が軽くなると学習してしまうわけです。

 

刑罰を軽くする方法

たとえば、、、

飲酒運転で人をはねたら、知ってる人間は放置して逃げます。
理由は、アルコールを抜いてから逮捕された方が刑が軽くなるから。

精神疾患を装うのも定番でしょう。
理由は、責任を問われなくなるから。

この亜種です。反省を取り繕うというのは。

 

むしろ今回の女子大生の方が感覚はまともです。
だからこそ、ちゃんと理解させたときにはじめて、本当の反省ができるわけですね。

効率よく反省を求めても、残念ながらテクニックが勝つということです。はい。

 

 

コメント