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仕事に困るクリエイターの考え方

桑野一哉

前回の【ピカソが30秒で書いた絵は100万ドル?】 のつづきです。

プロが自分で苦労話をしてどーする?
というニュアンスで書いてみましたが、これ釣りだよね。

 

たぶん世の中には評価をされないデザイナーやクリエイターがたくさんいる。そのたくさんいる人達から共感やPV、「いいね」を稼ぐための作り話だと思うんですね。

 

いいですか?

 

 

ピカソのファン

あなたがもしピカソのファンだった場合。
ピカソになんか書いてくれ!とお願いしちゃうかもしれません。

その時にピカソが30秒で家を描き終わって「100万ドルの価値がある」と告げた。

あなたはなんて答えますか?

 

そうですねぇ・・・

 

たとえば永ちゃん。
矢沢永吉さんのファンだとします。ファンだからサインが欲しい。
さささっと、サインを30秒で書いてくれた。

その時に永ちゃんが「100万ドルの価値はあるよ」と言った場合。
※100万ドル=1億円くらい。

 

 

たった30秒

え? たった30秒で書いたのに?
なんて言いますか???????????

言うわけない。

 

たぶん、「あるある!」とか言うと思いませんか?

 

あなたがももクロの「あーりん」ファンで、偶然にもコンビニで会った。
ダメ元で2ショットをお願いしたら、奇跡的にOKをもらった。

その時に「あーりん」が、「100万ドルの価値はあるよ!」なんて言ったら、「え!?30秒ほど写真を撮っただけで?」なんていうだろうか?

 

言うわけない!

 

作り話

つまりこの話って、作り話である可能性が高いよね。
いやもちろん実話ってこともありうる。

でもコンテキストを考えれば、この話はウソだろうと思えるわけです。
実話としたら、湾曲されているだろう。

 

ファンなら「たった30秒で」のような発言をするとは思えないのである。思う思わないは個人の主観。だから実話かもしれない。

でもあなたが大ファンという人に会った時に、こんな失礼な発言をするだろうか?????????

 

貴重な30秒も使ってくれてありがとう!
100万ドルどころか、家宝にします!

くらい思いませんか?

 

まぁ、思う思わないは主観だからそれぞれだけど。

でもコンテキスト(状況の背景)を考えたら、作り話だろうと思うわけです。

 

こうした方が、売れないクリエイターからの支持は得られるだろうと。
その賢さは見事ですけどね。