デザインの時代の変化
ネットが主役になった今、部分最適しかできないデザイナーは作業員としてしか扱われません。 無料で頼まれるなんてのもそうですね。
デザインの市主流が紙媒体からWEBにかわったってことです。
お客も選ばないと。https://t.co/zVwaDCdwSS
— 菅原穣のへんしん日記 (@airio110401) November 28, 2019
気持ちはわかるけど、同意しかねる部分はある。
※前提として「紙媒体」と「WEB」のデザインが根本的に違う。
媒体
- エンドユーザーである実際に読む人までの配布を考えなくていい。
- 物理的な紙のため、サイズも質感もコントロールできる。
- 作ったら終わりで結果を検証できない。
WEB
- 検索、またはSNSの場合でも、まずはクリックされる工夫が必要。
- 画面サイズも色味や明るさもバラバラのため、作りこみより汎用性。
- アクセス解析などで検証しながら改善するのが前提
私の場合、クライアントのリクエストなんて受け付けません。
だって素人じゃん、お互い。(それぞれの分野ではプロだけど)
で、答えはすべて顧客の行動のみ。
ということは、さっさと作ってテストして数字にするだけ。
「ピンク」から「キンアカ」にするなら、両方をテストするだけ。答えは顧客の行動にあるんだから。
主役はデザイナーやクリエイターではなく、【顧客】(実際の利用者)です。
正直クライアントに言われたことをやるだけなら、AIの方が完璧にこなせるようになるでしょう。
デザインの意味の変化
紙からWEBに変化して、「デザイン」の言葉の意味も、本当の意味に近づいたわけです。
色とか形の見栄えじゃなく、「デザイン」本来の意味の「計画」
配色などの微妙なバランスなどは、あくまでも部分最適化。
そうではなくて目的を達成するための、全体最適化の段階に入ってるんですね。
そうなると部分最適化のプロでは、全体を見ることができません。
だから軋轢が生まれてしまうわけですね。
誤解を招く表現だけど、丸投げだけで結果を出せるデザイナーもいます。まぁほぼほぼディレクションですね。
言われたことはやりました。
これはプロと呼べるのでしょうか?