1万時間の法則 クーリエを呼んでいるとおもしろい記事が。
一流になるには1万時間が必要。1万時間はかかる。1万時間をかければ大丈夫。のようなニュアンスで使われる法則。
有名になったきっかけと言われるのがこの本、「天才! 成功する人々の法則」(マルコム・グラッドウェル)。
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まぁなにかのセミナーなどでは、素人相手になにか行動させるために使われることが多いですね。
1万時間というと、1日9時間×3年間。 これなら現実的に達成できそうです。
ただ、まわりを見て3年ほど仕事をしてるだけで一流になっているか? というとこれは微妙だったりします。
もっともプロスポーツ選手や英才教育の質と、一般のサラリーマンでは立場が違うのでなんともいえませんが。
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この元の研究は、1980年代にバイオリンの生徒たちを元に研究されたものです。 この研究でわかったのは、「優秀な生徒はいっぱい練習している」ということなんですね。当たり前だろう・・・
よし、1万時間を目標にしよう! とがんばるのはモチベーションとしてはいいことですよね。 ただ今ではこの研究の別の要素に注目する専門家もでてきました。
さきの実験で明らかになっていたのは、「1万時間の練習」だけではなく、3つの要素が必要だったのです。
- 「1万時間の意識的な練習」
- 「1万2500時間の戦略的休息」
- 「3万時間の睡眠」
つまり、ただやみくもに時間をかけるだけでは不十分で、「休息」や「睡眠」がより必要だったのです。
にもかかわらず「1万時間の法則」の1部分だけが取り上げられてしまい、誤った認識で広まってしまったんですね。
もっともこの見解も将来には変わるかもしれません。
でも現在の「休息」や「睡眠」のブーム?を考えると、なかなか的確な指摘だなぁ。と思うのであります。
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