被災地支援の液体ミルク使われず 東京都が千本提供 道、各町に「利用控えて」
せっかくもらった嬰期待ミルクを、知識不足から使用しなかったということですね。
道から「国内で使用例がない」などとする連絡を受けた各町が使用を止めた。しかし、実際には2016年の熊本地震で使われている。
確かに使用例がなければ、躊躇するのはある意味ただしい判断でしょう。
切迫した状況でもないことから、それほど悪い判断ではありません。
でも2016年の熊本地震で使用例があるため、なんのこっちゃという話ですね。
胆振、日高両総合振興局や道立保健所に対し、「液体ミルクは国内で使用例がない」「取り扱いが難しい」として使用を控えるよう各町の担当者や保健師に知らせることを求めた。
これをうけて現場でも誤った判断のまま運営されていたんですね。
各町とも住民に周知せずに保管。ただ、厚真町は1本だけ「『(粉ミルクを溶く)水を確保できない』という親に渡した」(町民福祉課)。ある町の担当者は「(道の連絡で)とても住民に提供できる物ではないと思った」と話す。
デマの発生源は?
今回はなんら問題が無いので、今後のためのいい教訓で済みました。
でも災害時のデマはSNSでも話題になることです。
今回のデマの発生源はなんなのでしょうか?
道保健福祉部地域医療課は「(都からの液体ミルクの提供後)相談した医師から『国内での使用例はない』と聞き、各町に伝えた。液体ミルクは『水すら使えず、粉ミルクを作れない時のために保管してほしい』との趣旨で知らせた」としている。
なんと【医師から『国内での使用例はない』と聞き】とあります。
・・・
これってどう対処したらよいのでしょうね?
逆にSNSに流せば、そんなの熊本地震で使用例はあるわい!
と集合知でデマは消されてしまうでしょう。
思考停止を避ける
こういうありがちなトラブルはどう回避したら良いのでしょうか?
それは自分で考える習慣を身につけるしかないでしょう。
みんな言ってる、専門家が言ってた、○○さんが言ってた。
このような思考停止は危険だ、という学びのある事例ですね。
コメント