ピカソが30秒で書いた絵の価値は100ドル?
【ただでやってよ問題】に近い話ですね。
非常に簡潔でなのがこの記事。
https://tabi-labo.com/181228/picasso-price
「この紙に絵を描いてくれませんか?」熱望するファンに対するピカソの行動
30秒で書いた絵を渡し、「この絵の価格は、100万ドルです」
「たったの『30秒』で100万ドル!?」
ピカソは笑います。「30年と30秒ですよ」
デザイナーやクリエイターの作品の価値を分かってない!
というニュアンスで語られるお話ですね。
正直、プロなのに共感する人が多いみたいで驚きです。
だってこれ、共感してたら稼げないと思いません?
そもそも「価値」というのは、相手に発生するものです。
売り手が、がんばりをアピールするものでしょうか?
30年もがんばったんだから、30秒で書いても100ドルの価値があるぜ、うぃ~!!!ってことでしょ? さぶ。
でも芸術なら、まぁわかります。
アートってそういうもんですもんね。
ノーセンスな渡しだって、そのくらいは理解しています。
問題はビジネスでの場合。
ぶっちゃけ、売上が高いものが価値が高い。
デザイナーがどれだけ頑張ろうが、売れなきゃ価値なし。
逆に売れれば、制作時間なんてまったく興味はありません。
結果にフォーカスする。
それがプロってもんじゃないの?
がんばりをアピールして、理解してくれない相手を非難する。
それはそれであっちゃぁ、あり。
でもこれから先の仕事も、ほとんど素人が相手になるよね。
まぁそーゆーことです。
アンダープレッシャー
ちなみにクイーン&デビッドボウイの「アンダープレッシャー」。
スタジオ内の即興演奏で作られたそうな。
にもかかわらず、音楽史上最も有名なベースラインの一つに挙げられるそうな。
しかも、ローリング・ストーン誌が2011年に読者投票によって選んだ「音楽史上で最も偉大なコラボ曲」のランキングにでも堂々の2位。
この高い評価は、がんばりをアピールしたからだろうか?